milkmagicを利用する際、ミルクのCONC(濃度)を設定する必要があります。
そこで本記事では、以下の悩みを持つ方に向けて、milkmagicの濃度CONC(濃度)設定の基本から、より高度な活用方法まで詳しく解説します。
基本的な知識に加え、上級者向けのテクニックも紹介しているため、milkmagicをより便利に使いこなしたい方におすすめです。
milkmagic
日本初!70℃対応の自動ミルクメーカー
CONC(濃度)とは?
milkmagicでは、ミルクの濃度を 「CONC(Concentration)」 という数値で管理しています。
これは 水に対する粉ミルクの割合(%) を表す指標です。
CONCの基本的な考え方
母乳の濃度(目安)は約12%(水分88%前後)程度となっていて、こちらの値に近づけている粉ミルクメーカーが多いです。
そのため、CONCを設定する際は、設定により以下のような考え方となります。
- CONC 13以下 → 薄めの調乳(消化が気になる場合など)
- CONC 14, 15 → 一般的な粉ミルクの推奨値に近い濃度
- CONC 16~18 → やや濃いめの調乳(栄養補給や飲みごたえ調整向け)
例えば、CONC 16 に設定すると、水100mlに対して約16gの粉ミルクが混ざる計算 になります。
この数値を調整することで、赤ちゃんの成長や体調に合わせた最適なミルクを作ることができます。
粉ミルクごとの推奨濃度
粉ミルクは母乳の成分バランスに近づけるために設計されていますが、各メーカーが独自に濃度を調整しているため、適正なCONCは商品によって異なります。
公式サイトに推奨濃度が記載されています。「自分が使っている粉ミルクの適正な濃度を知りたい!」と思ったら、以下のサイトで最新情報をチェックできます。
milkmagic公式サイト
各ミルクメーカー濃度設定方法
CONCを調整する理由
✅ 赤ちゃんの成長に合わせたミルクを作る
✅ 飲みやすい濃度に調整することで、飲み残しを減らす
✅ 消化が気になるときに少し薄めにする
✅ 少し濃いめに作って、後から水を足して温度調整をする(後述)
濃度設定による出来上がり量の誤差について
milkmagicでは、「水(ml)」に対して「粉ミルク(g)」を加える方式 になっています。
そのため、出来上がり量は目安となり、以下のような環境要因によって誤差が生じる可能性があります。
- 粉ミルクの泡立ち → 空気が混ざると体積が増えたように見える
- 哺乳瓶のメモリのズレ → デザインや表面張力の影響で読み取り誤差が出る
- 調乳環境(温度・湿度) → 温度が高いと溶けやすく、低いとダマができやすい
- 調乳時の蒸気の影響 → 蒸発による水分減少で実際の出来上がりが減る
- ストローやノズルへの付着 → ミルクが付着し、赤ちゃんが飲める量が減る
濃度を高めに設定し、後から水を足して調整する方法
milkmagicを使いこなす上で、あえて濃度を高めに設定し、後から水を足して調整する という方法があります。
この方法のメリット
やり方
1️⃣ milkmagicで通常より少し高めの濃度(CONC 17~18)で設定
2️⃣ 出来上がったミルクをよく混ぜる
3️⃣ 少し熱めの状態(50℃前後)で放置
4️⃣ 冷たい水を足して温度を調整
5️⃣ 最後に確認(適温になっているかチェック)
注意点
まとめ
🔹 CONC(濃度)とは、水に対する粉ミルクの割合を示す数値
🔹 メーカーごとに適正な濃度が異なるので、公式情報をチェック
🔹 milkmagicでは水基準で調乳するため、適正なCONC設定が大切
🔹 出来上がり量には誤差が生じるので、実際に確認しながら調整
🔹 上級者向けテクとして「濃いめ→水で調整」する方法もおすすめ
milkmagic
日本初!70℃対応の自動ミルクメーカー
出来上がり量を簡単に計算できるツールを公開中
milkmagicの濃度設定(CONC)によって、出来上がり量がどのくらいになるのか、一目で分かるツールを作りました。
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